一般的に舞台照明の機材は、「スポットライト」と呼ばれています。 このスポットライトですが、実は様々な種類があり、私たちはその名称や、機材品名で呼んでます。 今回は、代表的なライトのひとつ、 凸(トツ)レンズライト(Convex Light)を取り上げます。
一般的に舞台照明の機材は、「スポットライト」と呼ばれています。
このスポットライトですが、実は様々な種類があり、私たちはその名称や、機材品名で呼んでます。
今回は、代表的なライトのひとつ、 凸(トツ)レンズライト(Convex Light)を取り上げます。
凸(トツ)レンズライト(Convex Light)
舞台で使われる、代表的なライトです。光のマルの形がハッキリ出ます。
呼称として、トツ、C8(8インチの口径、主に1kw~1.5kwの電球)、C6(6インチの口径、主に500Wの電球)、PCなどと表現します。
先のレンズ部分が非球面凸レンズ1枚がはまっているものを総じてこのように呼びます。(写真 凸レンズ)
構造としては、レンズ一枚、光源(電球)、ミラー、灯体の外側というシンプルな構造になっています。(↓写真参照)
←がレンズ側、電球、ミラー→になってます。
近年は、ミラーの反射効率を良くしたりするために上の写真のようなミラーになったりしています。
レンズが凸レンズのため光源の位置を変えることにより大きさを変えることができます。
球とレンズが近づくと大きくなります。
逆に球とレンズが離れると小さくなります。
レンズを通した光線に関しましては、下記図のようになってます。
詳しく知りたい方は、検索サイトで「レンズ、焦点距離」などのキーワードで検索してみるとよいでしょう。
凸レンズライトを使う用途として、主に照明の丸をハッキリ出したいときに使うことが多いです。
例えば、芝居で言えば、周りが暗い中での上からのスポット(トップサスと言います。)や、講演会などでしたら舞台の客席側から司会者などに当てたりなどで利用します。
広がる角度に関しては、各メーカーによりレンズの厚さや、灯体の長さ、などによって変わりますが、大体、6°~50°くらいです。
今から30年くらい前までは、主流でしたのでたまに過去のライブ映像などみますと、このライトがチカチカしたりしていました。
各社カタログ